アルバイトを退職してまいりました①

いかがお過ごしでしょうか。

Presidentです。

先日のことですが、2019年度からお世話になっていた、某社のアルバイトを退職してまいりました。

男気あふれる職場環境で、鉄道マニアの方がたくさんいらっしゃる会社でした。

マニアックな大手企業の直属アルバイトでした

休憩中の雑談では客の悪口はもちろん、昔の電車の形式が議題にあがったり、有名撮り鉄の名前があがったりと、まぁまぁ賑やかなこと(笑)

バイトの先輩で「フルサイズ一眼レフ」をお持ちでない方はいないと言っても過言ではない(過言ですが)くらいのマニアック度の濃さ。

かねてから憧れていた会社でなければ、すぐに辞めていたと思います。

 

モノ申す!会社の仕事環境

さて、私がここでお話したいのは、そんな会社の労働条件について。

一般に広く知られている会社ではあるのですが、現場職の業務の過酷さは悪名高く、世間的にもいい評判を聞いたことがありません。

もちろん私から見れば、一時期の給料面など、正社員の方々を見ていると胸が苦しくなるような思いがすることもありました。

確かに昭和気質で厳しい面はあるけれど…

ただ、勤務の条件や職場内の雰囲気はそこまで言うほど悪いものでもなく、一部の心の狭い社員によって少し窮屈な思いをする程度でした。

正直、この古い体質の会社で働いて気になったことは、業務の過酷さよりもまず先に、

会社に対する不満がある人が多すぎる!

ということです。みな口々に「ここの会社はクソだ」「ここの地域の客もクソだ」「こんな会社に入らなければよかった」と毎日のように言いながら勤務していました。

 

本当にブラック?

ところがそれは私から言わせてみると、自分が不満に感じる部分にばかり目を向けているだけなのではないのか。

せっかく自分が選んだ職業なのに、なんともったいないことをしているんだろうかと。

大きな会社なのですから、他の中小企業と比べて条件はよく、正社員として勤務できているだけ少なからず待遇がいいと思うんです。

それだけでなく、それぞれが特別なプライドを持って働いているし、男女を交えて冗談を言い合えるほどの仲の良さ飽きないほどの勤務の多様さなど、同業他社にはまずない楽しさはあったと私自身も思います。

私はアルバイトとして所属していたので、かなり気が楽だったのもあるかもしれません。ですが私にとっては、日常的に口にするほどの不満を感じたことは何一つありませんでした。

 

このくらい、どこの会社でも

私は正社員とほぼ同じ業務内容のアルバイトとして、1年半もの間働いているなかで、次第にこう思うようになりました。

もっと条件が悪いのに、不満を言わずに
笑顔で働くことができる人もたくさんいる。

私は他社でもアルバイトをしていたので(気が向けばそちらも書きます)、会社の状況について自由かつ様々な視点で見ることができていたのかもしれません。

確かに会社として見て、設備投資や労働力の使い方が本当に下手くそだなぁと感じる部分は多々ありました。ましてやザ・昭和の会社における現場と本社の距離はかなりあり、個人の声は上層部に届かないものです。

そんな程度のことと言ってしまえば失礼かもしれませんが、私はこれを気にせずに状況を受け入れて、自分のできる範囲のことをすればいいと思っていたわけです。

 

別の会社も見てから言えば?

労働条件から見ても、一般社員の一昼夜勤務で13日連続勤務(明け日勤含む)などは高頻度でありましたが、これは同業他社に関しても、会社によってはよくあることのようでした。

同じ職種(連携先の会社)勤務でいつもお話しするEさんは、今月の頭に「今月たくさん残業頼まれちゃって、次の休みが月末までないんです~」と苦笑い。

これが他社の実態だ!!

数えると一昼夜勤務で23連勤(明け非番、日勤含む)あったそうです。法に触れるギリギリを攻めていて、体が悲鳴をあげること間違いなし。大丈夫か?

それでもニコニコ笑顔で勤務されている姿、素敵です!と言いたくなってしまうほど。いえいえ、ここは心配すべきところですね。

さすがに23連勤だと肉体的にも精神的にも辛いでしょうが、あんなに文句を言いながら働いていたウチの社員さん、そういう世界もありますよ???(笑)

 

なんだかんだ言って楽しめた

私がアルバイトを退職した理由は、他の職業に就くことが決まったからです。しかし、会社として見て悪くないし、なにより働いていて楽しい会社でした

強いて言うならば、自分が少しでも楽をしようと思っている職員が(社員、バイト共に)多いため、志気が全体的に低いこと。

最低限の労働で済ませようという気持ちが態度にも表れてきます。現場がこれでは、将来性のある会社でも伸びしろが伸びしろのままになってしまいますね。

「自ら率先して」助け合うのではなく、助け合うことが「義務になってしまっているのが問題であり、みんなで協力して最高のサービスを目指すことの充実感を知らない職員が多いようでした。

このように気になるところもありましたが、全体的に見ると和気あいあいとした感じで、会話に困ることもなかったので(電車の話題ばっかり)アルバイトという立場がちょうど良かったくらいに思っています。正直言うと、正社員として働くのはちょっとキツいかなぁ。

 

さいごに

私は仕事をする上で大切なものは、周りを見る力だと思っています。

この人はこういう考え方の持ち主だとか、世間一般の会社で言うとこれぐらいだろうとか。

輪の内外で自分以外の状況がどうなっているのか、これを把握できるような人材が会社を牽引していくべきなのではないでしょうか?

このアルバイト1年半の経験を通して、そのような直感のようなものを手に入れることができたのも確かです。

これから先は新しい職場で働くことになりそうですが、自分たちのコミュニティの中にとどまらず、大きく全体を見渡せるような人間を目指していきたいところです。

自分が持っている大切な時間を、不満を漏らすためではなく、自分の成長のために使えるようになるために。Presidentでした。